CAVの方たちと共に
〈西尾市立花ノ木小学校〉
CAVの方たちと共に
英語活動ボランティア(CAV)
花ノ木小学校では、平成8年からの三年間、当時の文部省の研究委嘱を受け、小学校英語の指導法を研究しました。全国の小学校英語を先取る形で行われ、1〜6年で英語の授業を取り入れました。この期間に、その後の花小英語の方向が決まったとも言えます。
また、平成19年からは、英語活動ボランティア(以下CAV キャブ=コミュニケーション・アシスタント・ボランティア)を授業に活用しています。CAVは、毎年地域から募集し、ありがたいことに常時複数の方々に登録していただいています。今年度も9名のCAVの方たちと共に、英語の授業が始まりました。
主な活動内容は、全学年の英語活動に担当学年のCA V が入り、T 1 が担任、T2がCAVの形式で授業を行います。C A V のサポートにより、どの学年も楽しい授業が展開されるので、英語に対する抵抗感が少ないことが成果の一つとなっています。入学して間もない1年生が廊下ですれ違う際、英語であいさつすることも珍しくありません。
CAVの活動は、通常の授業だけでなく、特別な授業においても協力が得やすいという利点があります。今年度も、授業参観、学校訪問、研究授業等で多くの授業にCAVに入っていただいています。これらは、授業を参観される方たちへCAVの活動をPRする場ともなっています。
ある5年生の授業では、始めにCAVのリードで英語の歌を歌います。復習のチャンツを担任とCAVがキーワードゲーム形式で行い、新しい語句は、担任、CAVの後に続いて練習を繰り返します。今日のスキットを確認すると、いよいよゲームタイムです。「好きな教科は何?」のインタビューゲームでは、苦手意識をもつ子に担任やCAVが近くに行って支援します。このように、子どもたちは担任とCAV、両方の反応を見ながら積極的にコミュニケーションを図ることができるのです。
花小英語のCAVの活動も十年目を迎えようとしています。
(西尾市立花ノ木小学校 江坂 由紀)